佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画で、小野寺五典防衛相が23日にも佐賀県を訪れ、山口祥義知事と会談し、機体の安全性を説明する。複数の関係者が19日、明らかにした。2月5日に神埼市で発生した陸上自衛隊目達原駐屯地(神埼郡吉野ヶ里町)所属のAH64D戦闘ヘリコプター墜落事故で中断していた議論が再開される。

 関係者によると、県に加えて県議会や、佐賀市と市議会、県有明海漁協を訪問する方向で調整している。小野寺防衛相は、相次いだ米軍機の事故やトラブルを受け、県が求めていた機体の安全性への見解を示した上で、改めて配備計画への理解を求める見通し。山口知事は19日、報道陣の取材に対し、その場で諾否の判断はせず、改めて確認や精査をする考えを示した。

 墜落事故について防衛省は5月28日、操縦士や整備員の人的ミスが原因ではないとする調査の中間報告を公表し、事故機と同型機の飛行停止を継続するなどの対応策を含めて県に説明した。これを受けて小野寺防衛相は「オスプレイの安全性を含めた説明を行っていきたい」と議論再開に意欲を示し、山口知事も6月定例県議会で「防衛省からの申し入れがあれば、県としてしっかりと対応する」と答弁していた。

 オスプレイは今年秋ごろに米国から日本への輸送が始まる予定で、千葉県木更津市の陸自木更津駐屯地への暫定配備が検討されている。

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