原子力規制委員会は18日、再稼働した九州電力玄海原発4号機(佐賀県東松浦郡玄海町)の営業運転前の最終検査を始めた。問題がなければ19日午後にも九電に対して合格証を交付する。4号機は2011年12月以来、約6年7カ月ぶりに営業運転に戻る。

 規制委の検査官計5人が、使用前検査の「5号検査」と施設定期検査の「総合負荷性能検査」を行う。規制委によると、18日は計器の性能や構成などを示した関係書類を点検し、19日はフル出力で運転しながら、原子炉を冷やすための1次冷却水の温度や流量、各部の圧力などの数値を調べ、原発全体が安定的に運転できているか確認する。

 最終検査に合格すると、規制委から九電に「使用前検査合格証」と「施設定期検査終了証」が交付され、営業運転となる。4号機は6月16日に再稼働し、19日に発送電を始めていたが、法令上は定期検査中の試運転という位置付けだった。

 九電は当初、今年4月の4号機営業運転復帰を目指していたが、昨年10月以降、神戸製鋼所や三菱マテリアルの製品データ改ざん問題が発覚。1次冷却水ポンプの不具合のトラブルも重なり、約3カ月遅れた。

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