西日本豪雨で被災した佐賀県内各地の復旧や復興を目指す県の庁内会議が19日に開かれ、農林業関係の被害額が約46億円に上ることが報告された。調査は継続中で、被害箇所や金額は今後増える見込み。

 県のまとめによると、農林業関係の被害のうち、農地ののり面崩壊などが800カ所で約6億円、林道ののり面崩壊などが892カ所で約16億円だった。県と市町が管理する道路や河川などの公共土木施設の被害は541カ所で約34億円。

 海岸への影響では、唐津市の松浦沿岸にヨシなどが約5200立方メートル、佐賀市の東与賀海岸に約400立方メートルが漂着しており、被害額を精査している。

 会議では避難指示の在り方、ハザードマップの作成と活用などが課題に挙がった。県の集計では避難指示は9市町の約23万人に出され、避難者は2118人にとどまった。山口知事は「避難してもらうことが大事。市町と前向きな議論をしたい」と述べ、避難指示の伝達方法を含めて検証する方針を示した。鉄道災害時のJRとの連絡体制の強化も求めた。

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