佐賀県は18日、障害福祉課主事の20代職員が2017年度、障害児の通所支援事業者から提出された給付費加算の変更届などに関して、上司の印鑑を無断で使って決裁を繰り返すなどの不適切な事務処理をしていたと発表した。県は要件を満たさないまま給付された事例を確認した場合、事業者に返還を求める。

 障害福祉課によると、不適切な事務処理は92件で、副課長の印鑑を無断で引き出しから取って使ったケースが28件、未処理が62件、書類の所在が分からないものが2件に上る。18年5月上旬に副課長が気づいた。

 加算関係は22件あり、要件を満たしていない1件は26~28万円が給付されていた。他は要件を満たすかどうか、判断できなかった。県は県内の全147事業者に対し、17年度に提出した変更届の有無を確認する。

 職員は17年4月に配属され、18年4月から病休中。「上司に書類が差し戻される中で、昨年6月から未決済の内容をシステムに入力するようになった。未処理のままになるといけないと思い、今年3月から印鑑を無断で使った」と話しているという。処分については事実関係を確認した後に検討する。

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