雨の開幕にもかかわらず約1万1000人が入場=平成8年7月19日、有田メーン会場

 「世界・焱(ほのお)の博覧会」が、有田・西有田(当時)両町に跨がる有田メーン会場などで開幕した。10月13日までの87日間、同会場に九州陶磁文化館と吉野ケ里遺跡も加えた主要3会場に、のべ約255万人が来場した。

 地域の産業振興や住民意識の向上などを目指す地方博覧会「ジャパンエキスポ」として、九州で初めて通商産業省(当時)に認定された。世界各地から陶磁器の名品を集め、官民合わせて32のパビリオンでは当時の最先端技術が展示された。イベント総数は246を数え、有名タレントを含めて3万人が出演した。

 初日の朝は台風6号の影響で激しい雨に見舞われながらも、1日で3会場に約1万1千人が来場した。期間中は皇太子、秋篠宮両ご夫妻による佐賀への初めての公式訪問も実現した。

 焱博実行委の予算は97億5500万円。当初120万人と想定していた来場者は2倍以上となり、入場料収入も予想を12億2500万円上回った。剰余金は新設された基金に回った。(新元号まであと286日)

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