致遠館高の1、2年生にパラオについて紹介するフランシス・マリウル・マツタロウ特命全権大使=佐賀市の致遠館高

 西太平洋の島国・パラオの駐日大使による高校生への講演会が18日、佐賀市の致遠館高(碇浩一校長)であった。フランシス・マリウル・マツタロウ特命全権大使が、日本との縁や、同国の人々が大切にする豊かな自然について紹介し、同校1、2年の約480人が耳を傾けた。

 マツタロウ大使は、パラオには時差なく行けることや、国旗のデザインが水色の地に黄色い円と日の丸に似ていること、かつて日本に統治されたことなど、日本との関係を軸に自国を紹介。「日本語由来の言葉も多く、『マツタロウ』も日本人に由来する姓」と明かした。

 美しい海を含むPR映像を流しながら、環境やエネルギーに対する高い関心にも触れた。マイクロプラスチックによる環境影響を減らす研究に東洋大学と共同で取り組んでいることや、観光客には環境に与える影響を最小限にする誓約書にサインを求めていることなども説明した。

 同国との交流や支援活動に取り組む佐賀市のNPO「愛未来」(竹下敦子理事長)が、駐日大使を初めて佐賀に招いた。マツタロウ大使は伊万里市内の果樹農家なども視察し、前日には山口祥義知事も表敬した。

 同校生徒会長の内橋優斗さん(16)は「海のきれいさに圧倒されたし、その背後にあるパラオの人々の環境意識は見習わなければと思った。ぜひ行ってみたい」と声を弾ませた。

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