3回戦・佐賀工-唐津工 4回裏唐津工1死一、二塁、6番鶴桂吾が右翼線に適時打を放ち、2-0とする=みどりの森県営球場

2回戦・唐津工-三養基 試合を終え、健闘をたたえ合う両ナイン=みどりの森県営球場

 校歌を斉唱するために横一列に整列した唐津工の選手たちは一様に口元が緩んだ。「うれしくてたまらない」と、試合後は肩をたたき合って喜んだ。佐賀工との激闘を制し、14年ぶりの8強に名乗りを挙げた。

 佐賀工とは昨夏も3回戦で対戦。延長十二回の接戦の末、サヨナラ負けを喫した。この1年、悔しさを忘れず、気持ちを一つにして練習に励んできたが、くしくも再び顔合わせすることになった。

 「神様、良い思いをさせてください」。四回裏、1点を先制し、さらに1死一、二塁の好機。主将の鶴桂吾はそう願いながら打席に立った。昨夏、全く打てなかったことが頭をよぎったが、2打席目で緊張もほぐれていた。外角高めの直球を右翼線にはじき返し、この回3点を奪って試合の主導権を握った。

 鶴はこの日が誕生日。「これ以上ない誕生日になった」。二つのうれしさを胸に次戦に挑む。

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