運動部方針の高校への適用について議論した関係者会議=県庁

 佐賀県教育委員会が8月中の策定を目指している「運動部活動の在り方に関する方針」について議論する2回目の関係者会議が17日、県庁で開かれた。県教委は、「高校にも原則適用する」とした当初案に、学校や競技特性などの違いを考慮するとの文言を追加した。競技力向上を図りつつ、活動時間の上限設定に実効性を持たせられるかが焦点になっている。

 スポーツ庁のガイドラインに基づく県の方針案は、週2日以上の休養日を設け、1日の活動時間を平日2時間、休業日3時間程度とするよう求めている。中学校が主な対象で、高校は原則適用としていたが、競技特性の違いなど多様な在り方を考慮する方針を同庁が示し、県版にも同様の内容を盛り込むことにした。

 会議では、高校野球の指導経験者が「野球は他競技より練習に時間がかかり、1日2時間はかなり厳しい。指導の効率化は必要だが、成績を落としてはいけない」と指摘し、高校は上限を緩めるよう求めた。「休養日は設定してしまえばよいが、練習時間の上限は保護者への説明が難しい」との声もあった。

 保健体育課の担当者は「すべての部活をひとくくりにするのは難しいが、目標を定めることが必要。『高校は守らなくてもいい』となってはならない」と説明した。

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