会社の資料に目を通しながら、採用担当者の説明を聞く学院生たち=多久市の県立産業技術学院

 佐賀県内の電気工事業者11社が13日、多久市の県立産業技術学院で会社説明会を開いた。景気の回復基調で業況は上向きつつあるものの、人手不足で仕事の依頼を断らざるを得ない企業もあり、技術や資格を持った優秀な人材の確保に向けて施工実績や待遇をアピールした。

 「全社員で仕事をカバーし合い、個人にかかる負担を軽減している」「子育てを理由に休みを取る社員もいる」-。参加企業の経営者らは熱心にメモを取る学院生に一通り事業内容を説明した後、柔軟な働き方ができる会社の制度や仕組みを熱弁した。

 来春に数人の採用を計画する陣内電設(佐賀市)の陣内敏彦社長は「この業界は仕事がきつく、土日も休めないと思われがち」と、人材確保が難しい要因を分析。ブースでは社員の1日の過ごし方をまとめた映像を流し、「自分もそうだが、休みをうまく使って3人の子どもを大切に育てている人もいる」と社員の仕事ぶりを説明した。

 気軽に質問できるようにと、20代の若手社員が面談を担当する企業も。この会社の経営者は「社員には定年まで働き続けてほしい。入社後にギャップが生じないように本音で話せる環境をつくりたかった」。

 志望する企業や業種をまだ決めかねている学院生も多く、採用で重視することや社内の風通しの良さなどを尋ねていた30歳の男性は「アットホームな会社で働きたい。インターンシップも経験して絞り込みたい」と話した。

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