市町村担当者を集めて行われた参院選開票事務の最終打ち合わせ=平成元年7月18日、県庁

 投票が近づく参院選で県選管は、市町村の担当者を県庁に集め、開票事務の最終打ち合わせを行った。比例代表政党の乱立で開票作業が煩雑になることから、県選管はパソコンによる集計を初めて試み、7市にはファクシミリを配置するなど、当時としては”ハイテク作戦”が展開された。

 県選管はパソコン4台を開票事務では初めて導入。市町村から速報値や投票状況など、それまでは手作業で対応していた主要作業を電算処理に切り替えた。同時に、投票数の多い7市には速報用のファクシミリを初めて配置した。市町村では枚数計算機をトータルで130台そろえ、1983(昭和58)年の参院選単独選挙時に比べ2倍以上、1988(同63)年の参院補選に比べても33台増やした。

 この時の参院選は7月23日に投開票され、社会党が議席を倍増させて、自民党が惨敗。参院で初めて与野党が逆転し、責任をとって当時の宇野宗佑首相は退陣した。県選管では大きなトラブルなくスムーズに開票を進めた。(新元号まであと287日)

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