民事再生法を申請したその日も平常通り営業していた=平成12年7月17日、オサダ武雄店

 武雄市に本部を置く地場最大手のディスカウントストア「オサダ」(資本金5億8360万円・当時)が、佐賀地裁武雄支部に民事再生法の適用を申請した。負債総額は、当時の担当弁護士の発表で348億円。当時の九州・沖縄の流通業界では、この6日前に同法適用を申請したばかりの「小倉そごう」(北九州市)に次いで戦後2番目で、県内では過去最大だった。

 民事再生法はこの年4月に施行されたばかりだった。従来の和議法は廃止となり、経営危機に陥った企業の再建を迅速に進める狙いがあった。「オサダ」も不採算店の統廃合などで再建を図ったものの、2004(平成16)年4月に断念。不況、デフレ、競争激化に加え、民事再生法適用時の事前相談を巡って主要取引銀行との関係が悪化したことも、再建の障害となった。

 2010(同22)年に再オープンした伊万里店も14(同26)年に閉店し、同社の直営店は全てなくなった。(新元号まであと288日)

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