観測史上最高の39.6度を記録。照りつける太陽の下、高校球児に声援を送る父母ら=平成6年7月16日、佐賀市の佐賀球場

 強い高気圧に覆われた佐賀地方は、佐賀地方気象台観測史上最高の39・6度を記録した。それまでの最高は1984(昭和59)年8月10日の38・0度だった。

 この日は正午前に早くも37度を記録。気温が上昇しやすい東風が強く、午後1時43分に、1981年の観測開始以来最高を記録した。同気象台は「地理的な条件が重なったためで、今後、40度を突破することはないとみられる」と説明した。

 前年の冷夏から一転して、この年は記録ずくめの猛暑となった。この日から高温は続き、翌17日には39・3度、18日には39・1度を記録し、県内の最高気温の歴代1、2、3位を現在も維持している。

 高温小雨で深刻な水不足を招き、県内各地で給水制限がとられた。まとまった雨がなかなか降らず、秋口になっても渇水は続いた。水源の枯渇から農作物被害が広がり、上水道の断水や減圧送水を行う地域が続出。小中学校では給食を休止して弁当持参にする学校もあるなど、日常生活に大きな影響が出た。(新元号まであと289日)

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