熱中症にかからない水分補給などを解説した気象予報士の天達武史さん=佐賀市のアバンセ

佐賀市気象予報士でフジテレビ気象キャスターの天達(あまたつ)武史さんを講師に迎えた「佐賀県健康セミナー〈熱中症対策〉」が14日、佐賀市のアバンセであった。温暖化の進む夏場の天気や水分補給の大切さを予報士ならではの知識や経験を基に解説した。

 天達さんは温暖化の進む地球環境に警鐘を鳴らし、2100年の天気予報を示し、佐賀で最高気温が43・5度、真夏日が4カ月続くという予想を基に「こんな未来が来るかもしれない。熱中症になる人も多くなる」と危機感を示した。

 天達さんは「炎天下で1時間運動をすると1500ミリの汗をかく」と説明し、汗をかいた時に水や茶を飲んでも脱水状態になってしまう仕組みについて「体液が薄くなるので、元の濃度に戻そうと体内から水分を出して“自発的脱水”が起きる」と解説。解決策として「イオン飲料を飲むと脱水状態から回復できる」と勧めた。セミナーは佐賀県が主催し、大塚製薬が協賛。県内の約230人が聴講した。佐賀県内では昨年度、09年の統計から過去最高の670人が熱中症の疑いで救急搬送されている。

このエントリーをはてなブックマークに追加