2回戦・太良-東明館 4回表太良無死、先頭の2番副島隆大が左方向へ力強い打球を放つ=みどりの森県営球場

2回戦・太良-東明館 5回からマウンドに上がり、好投する東明館の木谷聖哉=みどりの森県営球場

▽2回戦(みどりの森県営球場)

太良  000 000 00   0

東明館 401 000 02× 7

   (八回コールド)

▽三塁打 寺崎、藤田、稲田(東)▽二塁打 野口、寺崎(東)

 

 【評】序盤から主導権を握った東明館が八回コールドで太良を下した。

 東明館は初回、敵失で先頭の大場が出塁し、続く寺崎の中越え三塁打で先制した。3番藤田が四球を選び、無死一、三塁から4番野口の左翼線二塁打で2点を追加。さらに1点を加えた。5-0で迎えた八回は寺崎の右前打などで2点を挙げ、勝負を決めた。

 太良は8番田雜の左前打などで2度三塁に進んだが、後続を断たれた。

=光る夏= 主将副島「力足りず」

 八回裏、2死満塁から痛打を浴びてコールド負けが決まると、太良の主将で中堅手の副島隆大は天を仰ぎ、整列に加わった。「力が足りなかった」。瞳に涙をため、声を震わせた。

 「誰も隆大さんみたいにはなれないですよ」。この試合で3年生は引退となり、次を任される2年生エース・佐藤史弥はこう口にする。

 監督も部員も全幅の信頼を寄せる主将だった。練習時は誰よりも早くグラウンドに現れ、道具出しも率先して行った。部員全員の相談相手で、落ち込んでいる仲間がいると声をかけ、帰宅してからも電話で話を聞いた。

 1年の時は学校も部活も休みがちだったが、2年になる直前、当時の坂井史也監督から「1年が入ってきたら変わらなきゃだめだ」と言われ、自覚が芽生えた。信頼に応えたいと、その後は熱が出ても1日も休まなかった。

 春に1年生7人が加わり、走者を置く打撃練習できるようになり、練習試合がやれることもうれしかった。下級生への感謝を口にし、「高校野球生活は財産。人として成長させてくれた」と話した。

 

東明館 木谷が好投

 右肘のけがで昨秋から戦列を離れていた東明館の木谷聖哉が中継ぎで登板し、3回を3安打無失点と好投した。久々に公式戦のマウンドに立ち、「不安で緊張もあったけど、しっかり投げられた」と手応えを得た。

 四球や左前打などで1死二、三塁のピンチを迎えたが、チェンジアップや直球でコースを突き、2者連続三振で乗り切った。昨秋は最速135キロだったが、この日は136キロを記録。完全復活の兆しを見せた。

 夏にベンチ入りする残り1枠はレギュラーや3年生が投票で決めた。指名を受け、「情けない投球はできないと思っていた」とほっとしていた。

 3回戦は佐賀商と戦う。「次がヤマになる。任された場面でどんな形でも抑えにいく」と気を引き締めた。

 

東明館7―0太良

  太良   打安点

(6) 大 渡300

(8) 副 島400

(1) 佐 藤410

(5) 上 野410

(2) 原 口310

(4) 江 崎200

(3) 増 田200

(9) 田 雜320

(7) 川 下300

    計 2850

 振球犠盗失併残

 9212407

 

  東明館打安点

(5) 大 場300

(8) 寺 崎532

(4) 藤 田310

(2) 野 口412

(3) 柴 田310

 3  古 門000

(7) 稲 田210

 7  下 田000

(6) 小 川310

(9) 中 山300

(1) 一ノ瀬100

 H  片 山100

 1  木 谷100

 1  川 口000

    計 2984

 振球犠盗失併残

 2630108

投 手回   安振球

佐 藤72/3826

……………………

一ノ瀬4   240

木 谷3   341

川 口1   011

このエントリーをはてなブックマークに追加