2回戦・唐津東-鳥栖 1回表唐津東2死満塁、6番近藤亮太(中央)が左本塁打を放ち、4点を先制する=みどりの森県営球場

故障克服、近藤悔しさも

 会心の一打も勝利にはつながらなかった。初回、2死満塁の先制機。唐津東の6番近藤亮太が振り抜いた打球は大きく弧を描き、左翼席に飛び込んだ。「まさか自分が打てるなんて」。ただ、鳥栖の猛反撃を受け、初戦突破はならなかった。

 ずっともどかしい思いを抱えていた。中学3年の時、投げ方の癖で右肩を痛め、完全に痛みが消えないまま野球に向き合ってきた。昨夏も捕手として出場したが、肩が痛んで1試合だけ。中学時代からバッテリーを組む先村郷が3回戦まで奮闘する姿を見て、自分がふがいなく、情けない思いもあったという。

 この日は先村が三回途中でマウンドを降り、リリーフした永田と奮闘した。ただ、機動力を誇る鳥栖に5盗塁を許した。「自分が防げていれば…」と悔しさも残った。

 前田征宏監督は近藤について「厳しい指導にもついてきてくれた。捕手としてチームをよくまとめてくれた」と話す。

 「監督にたくさん叱られたおかげで今の自分がいる。先村にもありがとうと言いたい」。最後の夏を終えても、涙はなかった。

 

鳥栖・中村将希(5打数4安打の活躍)三振になった打席は初球を待ってしまった。そこに悔いが残る。もっと調子を上げていく。

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