県立九州シンクロトロン光研究センター(鳥栖市)は8月1日午前10時から、研究成果報告会を佐賀市のホテルグランデはがくれで開く。従来は工業分野が主だったが、今回初めて県内で盛んな農業や漁業への活用をテーマにする。参加者を募集している。

 同センターは2006年2月に開所した。シンクロトロン光は光速で真空中を進む電子を電磁石で曲げた際に発生する。太陽光の約1万倍明るく、幅広い波長の光線で、品種改良やナノレベルでの材料分析などに活用されている。

 報告会では特別講演として、理化学研究所仁科加速器科学研究センターの阿部知子氏が「加速器施設の突然変異育種利用―重イオンビーム育種技術の開発―」をテーマに、佐賀大農学部教授の穴井豊昭氏が「ダイズ突然変異体リソースの開発と育種利用」と題して話す。県の関係機関によるキクの品種開発や、ケンサキイカの移動経路推定の研究発表もある。

 シンポジウムの参加は無料だが、午後6時から開く研究交流会には3000円が必要。7月25日までに同センターのウェブサイトか、メール、ファクスで申し込む。問い合わせは同センター、電話0942(83)5017。

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