2回戦・神埼清明-致遠館 4回裏致遠館1死、4番毛利元紀が右中間へ打球を飛ばし、一気に生還する=みどりの森県営球場

 3点を追う四回、致遠館の主将・毛利元紀が放った打球は、前進守備の中堅手の頭上を越えた。必死に走って一気に本塁へ。ランニング本塁打となり、チームに勢いを与えたが、逆転することはできなかった。

 高校では野球を続ける気はなかった。転機は1年生の夏。佐賀工から勝利を収めた先輩の姿に憧れ、大会後すぐに入部した。昨夏は二塁手として出場したが、3回戦で3失策。先輩たちに申し訳なかったと、率先して練習に取り組んできた。

 そんな姿を見てきた監督が新チームの主将に指名。なったばかりの頃は苦労したが、チームが同じ方向に行けるように声かけを意識した。チームメートは「常に周りを見てくれる存在」と信頼を寄せる。

 迎えた最後の夏。相手は春の県大会でコールド負けした神埼清明だったが、雪辱を果たすことはできなかった。「きょうの試合を次につなげてほしい」。後輩に後を託した。

 

 神埼清明・小野聖人(2失点完投で勝利に貢献)暑さで終盤に足がつったが、最後まで投げきろうと思った。

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