三重県や静岡県などで開催される全国高校総体に出場する選手たちを、各校の生徒が「メディアティーンズさが」の高校生記者として取材した。新聞部や放送部などが用意した記事や写真、動画を紹介する。

■MEDIA TEENS SAGA(メディアティーンズさが)
 県内高校の放送部や新聞部などの活動を応援する佐賀新聞社は、高校生が独自に取材した記事や映像を新聞紙面や電子新聞などで公開している。

 

【佐賀北・女子バスケットボール】 全員バスケでまず一勝

佐賀北女子バスケットボール部の部員

 佐賀北女子バスケットボール部は、武雄、佐賀商、清和との決勝リーグを制し、2年連続7度目の優勝を勝ち取った。
 今年は学年の壁を越えてお互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、昨年以上に「全員バスケ」を意識して練習に励んだ。毎日の練習も、監督からの指導を受けながら課題を見つけて、自分たちで何度もミーティングを重ね、チームの向上をはかってきた。
 高森颯樹主将は「県代表として今までの練習や試合の成果を十二分に発揮し、佐賀北高のバスケットを最後までやり抜く」、中島耕一監督は「昨年は県で優勝にふさわしいチーム、今年は全国で勝つことにふさわしいチームを目標としてきた。昨年より戦術的には面白いと思うし、若いチームだからまだまだ楽しみなところが多い」と語った。
 昨年果たせなかった「全国でまず一勝」ができるように、感謝の気持ちと強い気持ち、凜(りん)としたプレーで全国総体に臨む。(文・撮影 畑島鈴)

 

【佐賀商・柔道】平常心で本来の力を

4年ぶりに県高校総体を制して全国大会に出場する佐賀商業柔道部

 佐賀商業柔道部は県総体で4年ぶりに優勝を果たした。決勝では因縁の佐賀工業と対戦。昨年は決勝で負けており、絶対に勝ちたいという気持ちで臨んだ。
 普段の練習では、試合に向けて実戦さながらの雰囲気で盛り上げるように心掛けた。工夫して努力してきた分、優勝したときのうれしさはとても大きかった。
 しかし、その後の九州大会は予選リーグで全敗。板橋泰寿選手は「県大会と違い、その雰囲気に圧倒されてしまった。弱気になってしまい、個々の力が十分発揮できなくて残念だ」と語る。九州大会での悔しさをバネに、全国に臨む。
 3年生は最後の大会を悔いなく戦えるように、2年生は来年につなげる試合をするために、特にメンタル面を強化していく。岩本隼人選手は「佐商の本来の力をアピールするため、どんな相手にもひるまず自分の柔道をしたい」と語った。
 目標は全国ベスト8。気持ちを前に出し練習を頑張る彼らに、全国大会での活躍への期待が掛かる。(文・撮影 堤有以、中島瑠美)

 

【塩田工・嬉野新・男子ソフトテニス】団体ベスト8以上を

塩田工・新嬉野男子ソフトテニス部の部員

 塩田工・嬉野新の男子ソフトテニス部は8月初旬、三重県四日市市である全国総体の団体と個人に出場する。団体戦には、昨年も全国の舞台を経験した3年の北島紳主将、山口拓冬選手、田中将太選手が挑む。
 団体はベスト8以上、個人は一つでも多く勝つことを目標にしている。達成するために必要なことは、チームの良い雰囲気や団結力、一点に集中して爆発する力、そして、考える力だそうだ。そのために練習では、とにかく声を出して明るくやることを心がけ、「テニスノート」を書いて心と技についての反省も毎日やっている。
 北島主将は「昨年は二回戦で負けたので最低でもベスト8、もしくは、それ以上を目指して頑張りたい。どのチームよりも大きな声を出して最後まで攻めたい」と熱い思いを語った。(文・橋本樹 撮影・山口倫明)

 

【清和・陸上】総合優勝2連覇

県総体で活躍した佐賀清和陸上部の選手

 県総体で総合優勝2連覇という快挙を成し遂げた佐賀清和陸上部。数多くの選手が北九州大会へと出場し、インターハイの切符も手にした。
 全国総体に向けて、5000メートル競歩に出場する渡辺夕奈選手は「予選を23分30秒で突破し、決勝で入賞することで、今までお世話になった方々に恩返ししたい」と意気込む。
 インターハイを前に出場選手8人は、一本一本を大事に、メリハリをつけた練習に取り組んでいる。武富萌楓主将は部の持ち味について「人数が多くてもまとまりがあり、とても元気で、笑顔がすてきなところ」と紹介する。「長距離、短距離ともに、走りの中で声を掛け合って練習に励んでいる」と、本人もすてきな笑顔で語ってくれた。
 8月2日からの5日間、全国総体における清和陸上部の勇姿が期待される。(文・宮原里於)

 

 

【佐賀商・フェンシング】気迫・集中力で全国へ

全国大会に向けて練習する佐賀商業高フェンシング部員ら

 県総体フェンシングは、ほぼ佐賀商の部内戦となる。県の個人戦ではお互いが対戦相手の得意不得意を把握しているため、今年も白熱した試合となった。
 佐商フェンシング部は平日は3時間半、休日も5時間とたっぷり時間をかけて練習に取り組んでいる。普段は主にファイティング(試合形式)がメインで、休憩なしの厳しい練習にもかかわらず、選手の集中力は途切れない。「ファイティングを毎日繰り返すことで、本番でも練習と同じような感覚で試合に臨むことができる」と服部健人主将は話す。
 8月1日からの全国総体では、九州総体で勝ち抜いた服部健人、服部将伍、岸川莉紗、原田渉未の4人が個人戦に、団体戦には女子6人が出場する。気持ちは前向きに、皆で盛り上がり楽しんで試合をし、一人一人がベストを尽くすことがチームの目標だ。「気迫・集中力」を合言葉に、佐商フェンシング部は今日も練習に励む。(文・撮影 江口彩花、田口叶萌)

 

【清和・相撲】闘争心燃やし稽古に励む

県高校総体で手にした賞状を掲げる(左から)佐賀清和相撲部2年の稲又勇大選手と外尾祐樹選手、1年の本村都羽選手

 佐賀清和相撲部は、6月の県高校総体で決勝トーナメントに進出。団体では3位、個人種目に出場した外尾祐樹選手と稲又勇大選手はそれぞれ個人無差別級2位、4位と、輝かしい成績を残した。外尾主将は「大会でいい成績を残せるように日々、精進しました。練習でも、闘争心を燃やしながら稽古しています」と笑顔で語った。
 もともと相撲部は外尾選手1人だったが、心強い部員が入部し、団体種目で3位の成績を残すことができた。9月のインターハイでは「稲又選手と共に優勝を狙っている」と外尾選手。インターハイ優勝を願うとともに、今後の活躍にも期待したい。(文・安武翼 撮影・小川内香音、原彩乃)

 
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