三重県や静岡県などで開催される全国高校総体に出場する選手たちを、各校の生徒が「メディアティーンズさが」の高校生記者として取材した。新聞部や放送部などが用意した記事や写真、動画を紹介する。14日も掲載。

■MEDIA TEENS SAGA(メディアティーンズさが)
 県内高校の放送部や新聞部などの活動を応援する佐賀新聞社は、高校生が独自に取材した記事や映像を新聞紙面や電子新聞などで公開している。

 

【多久・バドミントン】 46連覇止めた、少数精鋭チーム

多久女子バドミントン愛好会のメンバー(提供写真)

 県総体で多久女子バドミントン愛好会は、団体で45連覇中だった佐賀女子を3-1で破り、初優勝を果たした。会場は佐賀女子高の体育館という完全アウェーな状態だったが、全員が最後まで諦めず、戦い抜いた結果が実を結んだ。
 個人で県準優勝したエースの田中果帆選手は「初めてのインターハイ出場で不安はあるが、粘り強く頑張りたい」と意気込む。
 多久高校にはバドミントン部がなく、愛好会として6人の少人数で活動中。互いの技術向上を目指し、毎日の厳しい練習に励んでいる。
 昨年の県新人戦では優勝。今年の九州大会では団体ベスト8、ダブルスでは江里口梨奈・玲奈ペアがベスト8、シングルスでは田中選手が3位入賞という輝かしい成績を残した。
 江里口梨奈主将は全国総体に向け「最後のインターハイなので全力で戦い、自分の持っているものを全部出して頑張りたい」と話す。
 全国大会は8月4日から9日、静岡県浜松市で開催。チームの武器でもある粘り強さを糧に、“優勝”という大きな目標に向かって最後まで全力を出し切ってほしい。(文・徳永結、松岡桃香)

 

【佐賀学園・男子バレーボール】 総体2連覇

県総体で2連覇を達成した佐賀学園高校男子バレーボール部

 佐賀学園男子バレーボール部が、昨年に引き続き全国総体への切符を手にした。
 今年も全国の舞台で結果を残すべく基礎を重視し、一点の重みを大切にしながら、強豪校や大学生との練習試合をこなしてきた。選手たちは、チーム全員でバレーをする「全員バレー」をモットーに試合に臨む。
 糸山大賀主将は「チーム一丸となり、佐賀県代表としてふさわしい試合をしたい」と話し、エースの本村大翔選手は「練習の成果を発揮し、上位を目指したい」と語る。メンバー入りしていない選手たちも、応援などでサポートしていく。
 顧問の蒲原和孝先生は「常に選手の体調管理やモチベーションを上げることに気をつけている。全力で悔いの残らない試合をしてほしい」と期待を寄せる。
 全国総体は7月27日から、三重県で開催される。全国の舞台で、緑の勝負服をまとった佐賀学園の「全員バレー」に注目したい。(文・鍋島朝貴、古賀春菜 撮影・男子バレー部)

 

 

【神埼清明・ハンドボール】 仲間と1日でも長く

アベック優勝した男子ハンドボールのメンバー
アベック優勝した女子ハンドボールのメンバー

 神埼清明ハンドボール部は、7月に三重県で開催される全国総体への切符を男女揃って手にした。男子は12年ぶり18度目、女子は3年連続40度目の出場。
 ハンドボールは競技中の接触が非常に多いスポーツ。男子の大久保明生主将は「ハンドボールを通して礼儀や思いやり、フェアプレーの精神を学ぶことができた。全国大会では全力を出し切りたい」と話し、女子の佐藤裕香主将は「コミュニケーションの大切さや最後まで諦めない気持ちを学んだ。ケガで試合に出ることができないメンバーの分まで頑張りたい。目標はベスト16!」と意気込む。
 男女とも仲間同士のコミュニケーションがよく取れていて、チームの状態も非常に良い。大会本番に向けた課題克服のために、日々の目標に沿った厳しい練習に取り組む。まずは目の前の1戦に集中。チーム一丸となって、全国大会では1勝でも多く、そして、仲間と1日でも長くプレーできるように頑張りたい。それが選手たちの願いだ。(文・江頭実玖、酒見怜子、材木里奈 撮影・園辺優子=男子、古川郁子=女子)

 

【早稲田佐賀・テニス】 団体2連覇

早稲田佐賀高男子テニス部のメンバー(提供写真)

 早稲田佐賀男子テニス部は、県総体の男子団体で2連覇を果たした。
 昨年のメンバーの一人である3年の半藤伯馬選手は1年の菊池翼選手とペアを組み、ダブルス1位。菊池選手はシングルスでも優勝した。
 ダブルスで勝てたのは、仲間の応援があったからだそうだ。「長丁場の試合で辛いこともあったが、2人で励まし合うことで乗り越えることができた」と半藤選手。菊池選手は「勝ちにこだわって攻撃的なプレーを心掛けた」と振り返った。
 半藤選手は、8月に三重県で行われるインターハイに向けて「今年の目標は初戦を突破すること。仲間と培ったものを崩さないように先頭となる気持ちで挑みたい」とテニス部を代表して決意を示した。
 チーム一丸となって勝ち進むことはできるのか、今後の活躍に注目だ。(文・古賀万美子、宮島理沙子、山根理桜 撮影・安田桜)

 

 

【嬉野・嬉野新・女子ソフトテニス】 県一のチームワークで優勝へ

女子ソフトテニス団体で優勝した嬉野・嬉野新

 嬉野・嬉野新女子ソフトテニス部は、県総体の団体で9年ぶり19度目の優勝を果たした。決勝戦、優勝9連覇を狙った佐賀清和と対戦し、2-1の接戦で見事勝利を収めた。
 部長の榮岩優花選手は「素直にうれしかった。気持ちでも負けていなかった」。田中星空選手は「試合中、悪い流れが続いた時も気持ちで押し切れた」と語った。
 雨の日も雪の日も休むことなく練習し、声が枯れるほど声を出し合って、どの高校にも負けないチームワークを作り上げた。
 13日の九州大会(宮崎県)と30日の全国総体(三重県)について、喜多莉子選手は「初戦から強い相手ばかりだけど突破して、自分たちより上の相手を倒せるようにしたい」と意欲を見せた。
 嬉野高の誇りを持ち、悔いの残らないよう最後まで諦めずに戦ってほしい。もちろん試合を全力で楽しむことを忘れずに。県でナンバーワンのチームワークと強いメンタルで九州大会、全国総体ともに優勝してくれることを願う。(文・寺田優心 撮影・下田明日翔)

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