佐賀県立高校の新しい入試制度を学校関係者や学識者らで議論する懇話会が11日、県庁で開かれた。一般選抜を2段階で行うことに関し、1回目の選考で調査書や面接を重視して受験生を多面的に評価し、2回目は学力検査中心の通常の選考をする方式を了承した。8月にも意見をまとめて県教育委員会に報告する。

 新制度は、現行の特色選抜試験A方式と一般選抜試験を統合し、2回の選考で評価の観点を変えて合格者を決める方針が示されている。懇話会では、学力検査重視の選考と、中学が提出する調査書などを重視する選考の順序を検討した。

 委員からは調査書などを重視する選考について「各校が求める生徒像に合致した受験生を選抜する観点から、最初に行うべき」「受験生や保護者に新しい入試への説明がつきやすい」との意見が出た。学力検査重視で選考した後に調査書の評価を反映させた方が望ましいとの指摘もあった。

 スポーツ・文化芸術特別選抜の対象競技に、新たに野球が加わる見通しに関しては「野球を希望する高校が集中するかもしれない」との懸念の声も上がった。

 新制度は現在の中学2年生以降からの実施を想定している。

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