開局に向け準備が進む「佐賀いのちの電話」事務局=平成10年7月11日

 病気や学校でのいじめなど、さまざまな問題で苦しむ人たちの声を受け止め、自殺を予防する「佐賀いのちの電話」が開局した。すべてボランティアで運営し、年中無休の24時間体制で心のカウンセリングに当たる。

 北山少年自然の家に勤務していた吉木一雄さん=当時(57)=らが、寄付金集めやチャリティーバザーなどで活動資金を捻出し、1997(平成9)年9月から電話相談員を養成してきた。開局当初の相談員は、約9カ月にわたる養成講座を修了した第1期生142人で、ローテーションを組んで相談活動に当たった。吉木さんは「1人で悩まずに、電話を掛けて話すことで、生きる勇気を見いだしてほしい」と呼び掛けた。

 「いのちの電話」は開局から20年がたった現在も活動を続け、130人が3時間ずつ交代で電話対応している。2012年には最多の約2万7千件の相談があった。(新元号まであと293日)

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