記録的な大雨が降った6日から行方不明になっていた佐賀市大和町の女性(81)が11日、同町の嘉瀬川で遺体で見つかった。大雨による県内の死者は、伊万里市の男性(20)に続き2人目となった。

 佐賀北署によると、同日午後1時10分ごろ、同町東山田の嘉瀬川の川べりにうつぶせの状態で倒れていた女性の遺体を、近くで作業していた50代男性が見つけた。女性は6日深夜に行方が分からなくなり、警察や消防が自宅近くの河川などを捜索していた。

 一方、大雨の被災箇所の復旧は進展、線路への土砂流入で運行中止になっていたJR筑肥線の唐津-筑前前原(福岡県糸島市)間は11日、始発から運行を再開した。5日ぶりの復旧で、乗降客に日常が戻った。線路横の国道202号も10日夕に通行止めが解消した。

 土砂流入箇所は仮設の防護設備を施し、通過車両は上下線とも現場付近を徐行運転で進んだ。

 乗客は2日間、バス代替輸送を強いられた。午後7時前に唐津駅に降り立った、博多に通う男子専門学校生(20)は「バスは助かったけど、各駅停車で時間がかかり、大変だった。いつまで続くか分からず、昨夜は友達の家に泊まった」。東唐津駅を利用する男性会社員(42)は、9日から3カ月間の定期券を払い戻し、11日も車で福岡市内に通勤。「JRの『当分の間』はもっとかかると思っていた」と予想より早い運行再開に驚いていた。

 同様に土砂流入で不通となっていた筑肥線の山本(唐津市)-伊万里間は、12日の始発から運行再開する。

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