毎週水曜に営業している「よってこサロン」。以前は障害者就労支援施設A型事業所だった=佐賀市唐人

毎週火曜にオープンしている「たすけあい食堂」。以前は宅老所だった=佐賀市柳町

 NPO法人「たすけあい佐賀」は、佐賀市内2カ所で高齢者が有償ボランティアで働く食堂を運営している。時代情勢の変化に応じ、廃止することになった宅老所や障害者就労支援施設を衣替えした。高齢者に活躍の場を提供しながら、バンド演奏やアート教室も開き、さまざまな世代の人の交流の場にもなっている。

 唐人の「よってこサロン」は、4月に開店した。毎週水曜正午から午後5時まで営業している。働いているのは有償ボランティアの女性たちで、年齢の中心は60~70代。生きがいや健康づくりを目的に働いている人が多い。同NPO法人は昨年5月、柳町に同様の食堂をオープンした。毎週火曜に営業している。いずれもランチを提供している。

 よってこサロンは、以前は障害者就労支援施設A型事業所だった。昨年4月の指定基準厳格化の影響で経営が難しくなり、今年3月末に廃止した。同NPOが運営していた宅老所はピーク時は7カ所あったが、現在は1カ所だけになっている。柳町の宅老所は2016年10月に閉所していた。

 音楽演奏やお菓子作り、読み聞かせ会などのイベントを開き、さまざまな世代の交流拠点となるよう努めている。高齢者が定期的に働く場所を提供する狙いもある。

 約10人の有償ボランティアが登録。得意なことに応じて調理や給仕など分担している。唐人町の店舗で働いている女性(75)は「募集チラシを見てやってみたいと思った。いろんな人と触れあえるので、働くのはやっぱり楽しいですね」と話す。

 同NPOの原田裕子さんは「宅老所とA型事業所を廃止することになったが、別の形で交流ができる場所にしたいと考えた。さまざまな世代の人が気軽に集まって楽しむ場所にしたい」と話す。

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