佐賀労働局長に4月に就任した菊池泰文氏(58)。「働き方改革に労働局の仕事が集約されている。働く人と企業を支えたい」と意欲を見せる。

 人手不足が深刻化する中、魅力ある職場づくりの推進が最大の業務。長時間労働をなくす、労働災害を防ぐのは大前提だが、「病気治療中の人や高齢者、障害者らが多様な働き方を実現できる条件整備も必要」。

 非正規労働者の正社員転換を促したり、生産性向上のための設備投資に使えたりできるなど、企業を支えるための多くの助成金があるが、「まだまだ知らない経営者も多い。制度を活用してもらえる取り組みに力を入れたい」と話す。

 福島県出身で東日本大震災から2年後の2013、14年は福島労働局に勤務。廃炉や除染作業に携わる作業員の被ばく防止や労働条件の確保などに取り組んだ。

 佐賀に赴任後、時間的余裕が少し出てきた。「中小零細企業に足を運び、どんな支援が必要か現状を把握したい」と穏やかに語る。佐賀市。

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