佐賀市久保泉町川久保の残土置き場で男女2人を生き埋めにして殺害したとして、殺人罪などに問われた被告(69)=神埼市神埼町=の裁判員裁判の第13回公判が9日、佐賀地裁(吉井広幸裁判長)であった。被告と土地売買の交渉をしたという不動産業者が証人尋問で、犯行があったとされる日に被告側に代金を支払う約束はなかったと証言した。

 検察側は初公判の冒頭陳述で被告は2014年6月以降、亡くなった男性に対し、残土置き場の一部を売却して金を返済すると説明したと主張。犯行日とされる8月15日に売却代金約1500万円を受け取る予定があり、うち男性に1200万円を支払うとして現場に呼び出したとしている。

 不動産業の男性は、被告と14年2月に会って約940万円での売買に合意したものの、土地は別人の所有と発覚した経緯を証言。8月15日に約1500万円を払う約束は「絶対にない。(勘違いさせることも)絶対にしていない」と述べた。

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