アイルランドでサナギからチョウになれた?

 台風に続き、数日に及んだ豪雨は日本じゅうの心と体を傷つけた。今もなお、想像のつかないつらさにあえいでおられる方々がいる。ちょうど1年前に被災した朝倉は今もまだ傷が癒えないでいる。

 先日、佐賀県の高校の先生方にお話をさせていただいた。ちょうど長女と欧州を旅した直後であり、春には次女と鈍行列車の旅をしたこともあって、先生の旅が子どもたちに与えるものについて話した。

 つくづく思う。子どもは親の言葉を聞くのではなく、親の生き方を見ているのだと。生徒は先生の知識に感服するのではなく、人間としての先生をじっと見つめている。知識はAIに取って代わられるかもしれない。AIに代用されないもの、それは先生自身の生の感動であったり、それによって変わっていく先生の姿ではないだろうか。先生に自由な夏休みを与えてほしい。それは回り回って、私たちの子ども、つまり未来を光らせるものだから。(小野寺睦・養鶏農家)

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