広島県尾道市の被災地へ給水活動に向かう佐賀市上下水道局の職員(右)=佐賀市上下水道局

下着などの支援物資をトラックに積み込むA-PADジャパンの職員(左)とボランティア=佐賀市久保田支所

 西日本豪雨の被災地支援の動きが9日、佐賀県内で本格化した。災害支援を行うNPO法人は被災直後にニーズが高まる下着などの物資を輸送し、自治体は断水している地域に給水車を向かわせた。停電の早期解消を目的に、電力会社間でも車両や人員の派遣が行われている。

 佐賀市のNPO法人「アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)・ジャパン」は、堤防決壊で浸水した岡山県倉敷市真備町の避難所に、下着や靴下などを2トントラックで送った。

 A-PADでは物流寸断の影響を受けている地域を優先して支援先を調整。トイレットペーパーや生理用品などの他、現地では気温上昇が見込まれることから扇風機や除湿機も送った。

 佐賀市上下水道局は市内全域が断水している広島県尾道市に向けて、給水車(2トン)とサポートカー、職員4人を派遣した。職員は周辺の浄水場から安全な水をピストン輸送する業務に当たる。出発式では、隊長を務める水道工務課の登清隆副課長(55)が「少しでも手伝いになるよう、おいしい水を配りたい」と述べ、給水車に乗り込んだ。唐津市も給水車(2トン)1台と水道局職員2人を10日に尾道市に派遣する。

 九州電力は8日から、送配電設備の被害で停電の長期化が懸念される中国電力管内に、高圧発電機車などの車両47台と、同社と工事会社の社員計119人を派遣している。

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