筑肥線の代替バスに乗り込む早稲田佐賀中高の生徒たち=9日夕、JR唐津駅

 6日の大雨で線路内に土砂が流入し、車両が脱線したJR筑肥線で9日、バスによる代替輸送が始まった。西唐津-筑前前原(福岡県糸島市)の不通区間で、電車で40~50分かかる区間を1時間半かけて運行。週明けの月曜日、通勤通学の足はどうにか確保された。

 バスは午前6時から午後9時ぐらいまで、上下それぞれ1時間間隔で発車し、バスが近くに止められない鹿家(糸島市)を除く各駅で停車。1回に平均4台のバスを運行、無人駅には職員を配置して対応する。

 早稲田佐賀中高では約200人が筑肥線を通学利用。授業開始時間を遅らせ、代替輸送に合わせた。福岡市から通う同高3年の池上諒さんは「自然災害で、しょうがない。学校に来られるだけよかった」。夕方5時発の便を待っていた福岡市から唐津市に通勤する会社員西山由季さん(27)は「朝はいつもより1時間余計にかかった。会社に出勤や退社の時間を配慮してもらった。3日ぐらいで元に戻ってくれたら」と語った。

 JR唐津駅の山口良孝駅長(59)は「ご迷惑をかけているが、交通機関の使命として、別手段であっても、動き始めて気分が軽くなった」とし、乗客の誘導に汗していた。

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