温水プールではしゃぐ子どもたち。長崎や福岡などからも家族連れが訪れた=多久市北多久町のタクア

オープンを祝い、テープカットする横尾俊彦市長(右から3番目)、タクアの里元勝久社長(同4人目)ら=多久市北多久町のタクア

 佐賀県多久市北多久町の温泉保養宿泊施設「タクア」が8日オープンし、初日は家族連れやカップルなど日帰り客を中心に市内外から訪れた。交流・定住人口の増加を目指し、元々あった旧施設を市が改修。「食」「癒やし」「遊び」をコンセプトに県内外から利用を見込み、訪日外国人など団体ツアーの誘客も進める。地域活性化への期待を背負い、市内最大の集客施設が船出した。

 天山(標高1046メートル)を望む山あいに位置し、ゴルフ場の天山カントリークラブ(北コース)に隣接する。館内には温水プールや大浴場、和洋室など3タイプの客室(最大155人収容)をはじめ、ビュッフェ形式のレストラン、式典などで利用できるホールがある。日帰り入浴は一般750円、温泉とプールのセットは同1200円で、宿泊は1泊2食付き1万3千円から。

 同日、現地で開かれた記念式典で、運営会社タクアの里元勝久社長は直前の記録的な大雨と重油の流出事故に触れ「安心して過ごしてもらい、憩い、交流の場になるように努力する」と述べ、横尾俊彦市長は「多くの方々の努力と汗でこの日を迎えられた。一歩一歩前を向いて発展していくことを願う」と期待した。

 タクアは同様の施設を備え、2007年に閉鎖した「ゆうらく」を市が買収し、約20億円をかけて改修した。別の場所にあった市老人福祉センターも老朽化のため移設した。

 公設民営で市は10年間、運営会社に施設を無償貸与する。長崎環境美化(長崎市)のグループ会社が経営し、年間で10万人の利用、5億円の売り上げを目指している。問い合わせはタクア、電話0952(75)7770。

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