峰達郎唐津市長(右)に経産大臣表彰を報告する喜多島俊一さん=6月25日、唐津市役所

 唐津市の西唐津商店街振興組合の喜多島俊一理事長(68)が商店街功労者として経産大臣表彰を受けた。「モダンレトロ」をテーマにした景観づくり、イベント開催による地域活性化に奔走し、2011年から県商店街振興組合連合会の理事長も務める。

 父から受け継いだ雑貨店を化粧品専門店に変え、商店街で役員を務めてきた。商店街を貫く道路の拡張計画に直面。国道204号バイパスなど2本の大きな道路に地域が挟まれ、「拡張に反対していたら、町が置いて行かれる」と危機感を持ち、拡張を契機にまちづくりを進めた。

 1995年から3年間で68回の会合を重ねた。唐津港と共に発展してきた商店街で、港繁栄の象徴である明治の洋館「旧三菱合資会社唐津支店本館」(県重要文化財)をモデルに、モダンレトロをテーマに外壁などに統一感を持たせた。「まちづくりにはテーマが必要」と語る。

 通りに面した小さな広場でイベントを開くなどしてきた。山手の新興住宅地の住民に住宅購入の理由を尋ね、「表(入り口)の商店街の街並みがきれいで」と言われたことをうれしそうに思い出す。表彰を励みに「通りたい街にするようにもっと頑張らんばいかん」と気を吐く。

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