働く女性を取り巻く環境や課題について話す畠山さん=佐賀市の自治労会館

 連合佐賀の「男女平等推進セミナー」が7日、佐賀市の自治労会館であった。連合佐賀や構成組織の役員など約30人が、働く女性に関わる歴史や、働き続ける際の障壁などについて理解を深めた。

 セミナーでは連合の総合男女・雇用平等局男女平等局長の畠山薫さんが、働く女性を取り巻く環境と課題について講演した。高度経済成長期の女性は寿退社を前提に事務職として働き、会社の業績が苦しくなると優先的に解雇され、男女雇用機会均等法施行(1986年)の後も多くの女性が早期退職してきた歴史を時代背景を交えながら紹介した。

 現在でも、女性の過半数が非正規雇用で、働く女性の半数は第1子出産後に退職するなど「女性が仕事を続けたくても続けられない。女性活躍には壁がある」と指摘した。女性役職者が少ない理由を聞いた調査では、“女性には役職登用に必要な職務経験を積ませにくい”“家庭責任を負っているため責任ある仕事につけられない”といった回答も多く、「本人がどうかより、企業が勝手に判断している。無意識な思い込み」とした。

 働き方改革が国を挙げて進められているが、「制度や仕組みが実際にどう使われているか。導入したら終わりではない。効果の検証をする必要がある」と、労働組合として取り組む必要性を訴えた。

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