地元企業の協力で完成した子どもみこしと、新調を呼び掛けた、市営兵庫団地自治会の馬場井会長=同団地

 佐賀市兵庫町の市営兵庫団地の子どもたちが祭りで使うみこしが新調された。これまでのみこしは老朽化して5年ほど前から使うことができず、同団地自治会の馬場井日出洋会長(74)が発起人となり、団地の建て替え工事に携わった企業などの協力を得て完成した。28日に兵庫小で開かれる「兵庫の里まつり」で、初お目見えとなる予定だ。

 

 みこしは高さ約1・8メートル、約80センチ四方の台座の上に神殿があり、緑色の屋根が印象的。神殿の周囲には格子状の木枠を設けた。キャスター付きの台車になっていて、子どもたちはみこしを引いて歩く。

 兵庫の里まつりでは、子どもたちが地区ごとのみこしを引いて周回するが、兵庫団地の子どもたちはみこしの老朽化で参加できずにいた。それをふびんに思った馬場井会長が「子どもたちに夢を与えたい」と、みこしの制作に声を上げた。

 兵庫団地は老朽化に伴い建て替え工事が行われ、今年1月に完成したばかり。工事に携わった業者など11社が協賛し、みこし新調に向けて25万円の浄財が集まった。

 まつり本番を前に、住民でみこしの飾り付けも行う予定。「みこしは子どもたちが大きくなった時の思い出にもなる」と馬場井さん。新たなみこしが団地内の団結や明るさづくりにつながることを祈っている。

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