佐賀県など九州北部に出された大雨特別警報(紫色の部分)について会見で説明する梶原靖司予報課長=東京・大手町の気象庁

 気象庁は6日、佐賀県で初めての大雨特別警報を発表した1時間後の午後6時すぎ、臨時の会見を開いた。梶原靖司予報課長は「これまでに経験したことのないような大雨で、重大な危険が差し迫った異常事態」と強い言葉で警戒を訴えた。

 2011年の紀伊半島豪雨などで危機感を伝えきれず、大きな被害が出た教訓から生まれた特別警報。発表されるのは昨年7月5日の九州北部豪雨以来となった。1日違いで2年連続の発表となったことに関し、梶原課長は「梅雨末期の7月上旬は西日本で最も大雨になりやすい時期。1年前もここで会見したが、改めて危険な時期であると実感した」と述べた。

 昨年の九州北部豪雨は、梅雨前線の停滞に伴い積乱雲が帯状に連続発生する「線状降水帯」が原因だった。梶原課長は「今回は線状や幅、長さ、継続時間からして幅の広い降水帯であり、現時点では線状降水帯ではないとみている」との認識を示した。一方で、8日前半ごろまで前線の活動は活発なまま停滞すると予測し、警報の期間が長くなる可能性もあると強調した。

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