仕事の内容や人材育成の取り組みについて話す竹下製菓の竹下真由社長=小城高

海外展開の取り組みなどを紹介し、働く意義を説いた天山酒造の七田謙介社長=小城高

 国内外で事業を展開する県内企業7社の経営者が5日、小城市の小城高校で講演した。卒業後の進路や目標設定につなげる総合学習の一環で、1年生242人が対象。生徒たちはそれぞれ関心のある企業2社から話を聞き、働く意味や仕事のやりがいについて考えた。

 副島硝子工業(佐賀市)や藤巻製陶(有田町)、唐津プレシジョン、鮮度保持剤製造の炭化(佐賀市)のほか、東証1部上場のIT企業オプティムの社長や幹部が登壇した。小城市内からは竹下製菓、天山酒造の社長が事業拡大に臨む姿勢を語った。

 4代目社長の父から経営を引き継いだ竹下製菓の竹下真由社長は「周囲から社長の娘と見られることに抵抗があった」と世襲の難しさを吐露した。こうした不安を払拭(ふっしょく)するため、大学卒業後に大手コンサルティング会社で4年間働き、経営のノウハウを学んだ過去を振り返った。

 大ヒット商品の「ブラックモンブラン」を超える商品作りに向けては「社内のコミュニケーションの充実が不可欠」と指摘。職場の懇親会などに充てられる経費を会社で負担していることなどを説明した。

 天山酒造6代目の七田謙介社長は他社に先駆け、21年前から挑み続ける輸出の取り組みを紹介した。働く意義を「自己実現の手段」と説き、「やりたいことを仕事にできる人は一握り。何かを成し遂げるためには早く目標を立て、今のうちから努力して」と呼び掛けた。

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