民家の裏山が崩れ、土砂や倒木が屋内に侵入した=5日午後5時50分、伊万里市大坪町

 九州北部付近にとどまった梅雨前線の影響で佐賀県内は5日、各地で大雨に見舞われた。伊万里市では土砂崩れが発生したほか、武雄市の一部で避難所を開設するなどの影響が出た。6日以降も雨が続くとみられ、佐賀地方気象台は警戒を呼び掛けている。

 5日夕方、伊万里市大坪町の木造2階建て民家の裏山が幅約10メートルにわたって崩れ、倒木が1階窓ガラスを突き破るなどの被害が出た。けが人はなかった。市は、この民家の1世帯6人に避難勧告を出した。

 武雄市は松浦川の水位が上昇して土砂災害の危険性も高まったとして、武内町と若木町に避難準備・高齢者等避難開始を発令した。対象は1202世帯4070人。武内小と若木公民館に避難所を開設した。

 このほか西松浦郡有田町の県道が一部冠水し、JR唐津線や筑肥線で遅れが出るなどした。

 佐賀地方気象台によると、県内は8日まで雨が続く見込みで、多い所で6日午後6時までの24時間で250ミリ、7日午後6時までの24時間で200~300ミリの降水量を予想している。気象台は「土砂崩れの危険性が高まっている。増水した川には近づかないなど注意を」と話す。

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