西友佐賀店の閉店で食材の調達が困難になり、飲食店を閉店してブティックとして再開した店=佐賀市

閉店から3カ月。解体準備が進められている西友佐賀店=佐賀市のJR佐賀駅前

 西友佐賀店(佐賀市)の閉店から3カ月。近隣では、食材の購入が困難になった飲食店が閉店するなど影響が広がりつつある。“買い物難民”を支えようと、JR佐賀駅前で6日から、野菜販売の取り組みが始まる。

 佐賀市駅前でランチを提供していた飲食店は、4月いっぱいで店を閉じた。「食材は自分の目で見て判断したいから、業者には頼めなくて」と経営者の女性(77)。小鉢二つにみそ汁、ご飯、肉か魚のメーンに、コーヒー付きで600円。昼時は満席で、多い日は一日50人が足を運んだ。しかし、西友の閉店で食材の調達が困難になり、飲食店に見切りを付けた。現在、店はブティックとして再開している。

 駅近くのドラッグストアモリ愛敬店では、西友閉店後、野菜を買い求める人が急増。歩いて来店する高齢者が中心で、「初めて見るお客様も増えた。野菜を切らさないよう十分な在庫を心がけている」(同店)という。

 佐賀駅近くに住む女性(73)は「肉だけ、野菜だけなら買える店はあるけれど、一カ所で何でもそろうスーパーが欲しい。荷物を持って買い回るのは体力的につらい」と切実だ。

 JR佐賀駅構内の「えきマチ一丁目」を運営するJR九州ビルマネジメント佐賀営業支店は、7月限定で6日から毎週金曜日(午前10時~午後4時、27日のみ午後3時~8時)に、佐賀駅南口広場で野菜や果物の販売を行う。同支店は「買い物が不便になったという声が多く寄せられた。試験的に行い、売り上げが見込めれば継続したい」と話す。

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