嬉野市嬉野町の旅館「ファミリーホテル神泉閣」などを運営する西山商事(静岡県浜松市、西山義彦社長)が7月2日に事業を停止し、破産申請の準備に入った。負債総額は約7億円を見込む。

 東京商工リサーチ佐賀支店によると、神泉閣は1940年創業。嬉野温泉で初めて露天風呂をつくったとされる老舗旅館で、客室70室、宿泊収容人員は400人。「日本の名湯100選」の大庭園風呂など設備面は充実していた。

 しかし、2009年に景気低迷や観光客流出などで経営が悪化し、休止。10年に外食産業などを手がける西山商事が経営権を取得し、営業を再開していた。同社は事業多角化による投資負担から資金繰りが悪化、金融機関から返済猶予を受けていたものの、経営が行き詰まっていた。

 

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