実際の交差点で行われた手信号による交通整理の訓練=平成24年7月5日、佐賀市の警察本部前交差点

 九電の計画停電に備え、県警の手信号による交通整理訓練が佐賀市の県警本部前の交差点であった。実際に信号機を消して警察官が整理に当たったところ、手信号になじみの薄いドライバーや歩行者が戸惑う姿も見られた。

 手信号では、警察官の正面と背面は腕の動きに関わらず赤信号。側面を向き腕が真上に上がっていれば黄色、水平なら青信号を示す。県警本部や県内10署の警察官約30人が、腕の動きや体の向きを確認した。

 東京電力福島第1原発事故後、国内の原発は定期検査で順次停止し、九電の玄海原発(玄海町)と川内原発(鹿児島県)も全停止していた。政府と九電は7月2日から、2010(平成22)年比10%以上の節電を管内に要請し、9月7日にかけて電力需給がひっ迫した際に計画停電を実施する可能性を明らかにしていた。

 結局この夏、計画停電は実施されなかった。九電は節電効果や気象条件、主要発電所のトラブルがなかったことなどを電力が足りた理由に挙げた。(新元号まであと300日)

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