総務大臣表彰を受賞した唐津市民病院きたはたの大野毎子病院長と峰達郎市長=唐津市役所

 唐津市北波多の「唐津市民病院きたはた」が、優良な自治体立病院として総務大臣表彰を受けた。6月末に大野毎子病院長(50)が峰達郎市長に受賞を報告した。県内では1996年の西有田共立病院(統合し、現在は伊万里有田共立病院)以来となる。

 地域医療の確保に重要な役割を果たし、健全な経営を続けている自治体立の病院が対象で、受賞条件には2016年度まで5年連続の黒字経営などがある。きたはたは職員約70人中の嘱託職員比率を上げたり、ジェネリック医薬品(後発薬)を使ったりして費用を抑えてきた。収益面では、公立病院では平均70%ほどの病床利用率を85%に上げてきた。

 入院患者の安定確保のために、2012年に地域医療連携室を設置し、医療圏内の中核病院からの患者受け入れなどスムーズな医療連携を可能にしてきた。さらに公立病院では珍しく訪問診療にも力を入れ、車で15分圏内をカバーし、自前でも入院患者の確保につながる努力を続けてきた。

 全国六つの受賞病院のうち、きたはたの56床は1桁少ない。大野病院長は「小さな病院であり、地域のネットワーク自体が表彰されたものと思う」とし、「お役に立つようにさらに努力してきたい」と語った。

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