台風7号の強風で道路脇の丸太小屋のトタン屋根が崩れ、国道323号をふさいだ=佐賀市富士町古湯(ツイッターより)

 台風7号は、3日夕方から夜にかけて対馬海峡を北上、佐賀県内にも最接近し大荒れの天気となった。列車の運休や空の便の欠航など交通の便が大きく乱れたほか、強風の影響で転倒などによるけが人や倒木の被害が各地で相次いだ。

 佐賀地方気象台によると、3日午後5時過ぎに伊万里市で最大瞬間風速33・2メートル、佐賀市は32・2メートルを記録するなど各地で強い風に見舞われた。伊万里市は観測史上最大、27~29メートル台だった嬉野市、杵島郡白石町、佐賀市川副町の3地点はそれぞれ7月の観測史上最大となった。

 強風の影響で、伊万里市と有田町では女性2人が転倒し軽傷、佐賀市内ではバイクを運転していた男性が転倒し、顔を切るけがを負った。白石町では、牛舎で雨漏りの修理をしていた50代男性が、約2メートルの高さから落下し軽いけが。

 倒木も相次ぎ、伊万里市東山代の国道204号や同市二里町の国道498号では木が道路をふさぎ、通行止めになった。佐賀市富士町では国道323号の古湯温泉トンネル北側で、近くの丸太小屋のトタン屋根が崩れて道をふさいだ。唐津市山本の民家では、外壁が縦6メートル、横3メートルに渡って崩落、一部が道路に落ちた。

 JR九州によると、長崎線や佐世保線で特急などに運休が出たほか筑肥線、唐津線にも運転見合わせや遅れが発生。佐賀空港の発着便は、羽田便が佐賀発の始発便(午前6時35分発)を除く4便が欠航、成田便、ソウル便も欠航となった。

 また台風接近を受け、佐賀地裁では、裁判員裁判が1件中止となった。

 各市町で自主避難する人も相次ぎ、3日午後8時現在で基山、玄海、有田、大町の4町を除く16市町で231世帯274人が公民館や体育館に避難した。

 九州電力によると、3日午後8時現在で佐賀市や唐津市、太良町など県内約2400戸が停電となり、一部の交差点などで信号機も消えた。

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