任期満了に伴い今年3月に行われた神埼郡吉野ヶ里町議選(定数12)で、当選した4人が地区公民館を選挙事務所や選挙運動に使用したことは違法として、別の町議が2日、当選無効を求める訴えを福岡高裁に起こした。

 提訴したのは町議の城島敏行氏(70)=同町吉田。訴状によると、公民館を選挙事務所として使うことは地域住民の政治、選挙判断の制約につながると指摘し、立候補者が個人の利害目的のために使用することは公民館の活動目的から逸脱するとしている。

 城島氏は「町民の税金が使われている公民館は準公共的施設であり、使用してはいけない。選挙の基本理念となる自由公正の原則に著しく違反している」と主張している。

 城島氏は4年前にも同様の訴訟を起こしたが、福岡高裁は手続きの不備を理由に訴えを却下、公民館使用の是非は判断されなかった。

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