天の川に見立てた紙の上にカササギの置物が並び、橋渡しを表現している。右は中島紀代子さん=佐賀市松原の楊柳亭

 おもてなし教室やしつらえ教室を開いている中島紀代子さん(73)=佐賀讃歌の会代表=の個展「七夕展」が1日、佐賀市松原の楊柳亭で開かれた。七夕飾りやゆかりの展示品を並べ、日々の営みへの感謝など伝統行事に込められた意味をひもといた。

 会場は3部構成。日本古来の七夕伝説をテーマにした「棚機(たなはた)の間」は、糸車や旬の野菜など生活に根付いたものを展示。天の川に焦点を当てた「星合い・二星の間」は、「天」と書かれた白い紙の上にカササギの置物を並べ、翼を連ねたカササギが織姫をひこ星がいる向こう岸に渡したという伝説を表現した。

 中島さんは会場を回り、「短冊の穴は願いを通すため」「ササ飾りのすくい網は幸運をすくい寄せるという意味」などと解説。ものや色選びの一つ一つに祈りや願い、感謝が込められているとし「小さな喜びを日常から見つける方法として行事があった。行事を通して心のエステができる」と語り掛けた。

 来場した佐賀大学附属小6年の牟田桃子さん(11)=佐賀市=は「ものには一つ一つに意味があるんだなとすごく勉強になった。家でもしてみたい」と笑顔で話した。

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