決勝のマウンドで力投する神野の峰松伸之介=みどりの森県営球場

決勝・三田川少年-神野少年 7回表三田川1死満塁、4番平川絢翔のバントで三走松永大和(左)と二走久田昴(中央)が生還、7-4と引き離す=みどりの森県営球場

 高円宮賜杯第38回全日本学童軟式野球佐賀県大会(県軟式野球連盟・佐賀新聞社主催、日本マクドナルド協賛)最終日は1日、佐賀市のみどりの森県営球場で準決勝、決勝と九州大会第2代表決定戦があった。

 決勝は三田川少年(吉野ヶ里町)が神野少年(佐賀市)を7-4で破って初優勝。九州大会第2代表決定戦は北川副少年(佐賀市)が諸富南少年(同)に8-7で競り勝った。

 三田川少年は8月19日から東京で開かれる全国大会に出場。神野少年と北川副少年は同18日から長崎である九州大会に出場する。

 

三田川少年7―4神野少年

 三田川少年が機動力を生かして競り勝った。

 4-4で迎えた七回、先頭の8番中原倖が右越え二塁打で出塁。9番中原玲の犠打で1死三塁とチャンスを広げ、1番松永のスクイズで勝ち越した。この回、さらに2点を加えた。神野少年は四回、2死二、三塁の好機で打線が続かなかった。

 

主将松永、決勝スクイズ

 持ち前の機動力をここぞとばかりに発揮した。犠打や盗塁を絡めて積極的に仕掛けた三田川少年が神野少年を7-4で破り初優勝。参加129チームの頂点に駆け上がった。最後の打者を打ち取ると、選手たちはマウンドに集まって喜びを爆発させた。

 4-4で迎えた最終回、先頭の8番中原倖大がフルカウントから右越えの二塁打で出塁した。「塁に出れば得点につなげられる」-。好機を待っていた松永真幸監督代行は、ここでも機動力を使った。9番中原玲温の犠打で走者を三塁に進めると、主将の1番松永大和がスクイズ。これが内野安打となり、勝ち越し点を挙げた。

 「絶対自分が決めてやると思っていた」と松永。その後も犠打や盗塁で進塁し、一挙3点を挙げて突き放した。

 会場の雰囲気も選手たちを後押しした。スタンドには先に敗退した神埼地区のチームが駆けつけ、大声援を送った。三回から六回まで一つも安打が出なかった攻撃がつながり、一気に押せ押せムードになった。

 殊勲の松永は「しっかり集中できた。全国でも勝ちたい」と笑顔を輝かせた。

 

神野少年、一歩及ばず

 神野少年は三田川少年を上回る11安打で4点を奪ったが、あと一歩及ばなかった。西原正勝監督は「いったんはよく追いついた」と選手たちの頑張りをたたえた。

 公式戦初登板で三回からマウンドに上がった5年の峰松伸之介が好投した。低めに集めて打たせて取る投球で六回まで被安打0。「6年生の分まで」と強気に投げた。七回の先頭打者に初めて安打を許し悔しさが残る一方、「楽しく投げられた」と話した。

 神野少年は8月の九州大会に臨む。安藤雅哉主将は「試合を通してレベルアップした打撃を生かしたい」と力を込めた。

 

 ▽決勝(みどりの森県営球場)

三田川少年22000037

神野少年 03100004

▽本塁打 松永(三)

▽三塁打 久田(三)山田(神)▽二塁打 久田、中原倖(三)北島(神)

 

 ▽九州大会第2代表決定戦

北川副少年1010420-8

諸富南少年1300030-7

(北)坂井-野口

(諸)野中、平野-平尾

▽三塁打 原田(北)正林(諸)▽二塁打 中原(北)正林2、吉武(諸)

 

 ▽準決勝

諸富南少年2010000-3

三田川少年220010×-5

(諸)平野-平尾

(三)平川-原田晄

▽本塁打 正林(諸)

▽三塁打 平野(諸)▽二塁打 野中颯(諸)吉丸、原田晄(三)

 

 三田川少年は2-2で迎えた二回、7番原田と8番中原倖が四球で出塁。9番中原玲の内野ゴロで1死二、三塁とし、暴投の間に三走原田が生還した。さらに敵失で1点を加えた。

 諸富南少年は三回に1番正林の本塁打で1点を返したが、その後は打線が沈黙した。

 

 ▽準決勝

北川副少年1020101-5

神野少年 0320001×-6

(北)山田、内田、山田-野口

(神)山田-古川

▽三塁打 中原(北)、西原(神)▽二塁打 中原、山田(北)

 

 神野少年が北川副少年にサヨナラで勝利を治めた。

 神野少年は同点で迎えた七回裏、先頭の4番安藤が左前打で出塁し即座に二盗。投球の乱れをついて三塁まで進むと、5番古川の犠飛で生還し試合を決めた。

 北川副少年は2度同点に追いつく意地を見せたが、及ばなかった。

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