職員の拍手に送られ、庁舎を後にする渕上哲也さん=多久市役所

 1971年に多久市職員になり39年、副市長として8年、市役所で仕事に励んできた。副市長になってからは小中学校の再編、小城市との広域クリーンセンター整備などの政策課題に向き合い、横尾俊彦市政を内部から支えてきた。

 温泉保養宿泊施設の整備を巡っては、追加の補修工事で開業が遅れた責任を問われ、市長とともに減給処分を受けた。新副市長の人事案が同意された20日の市議会では「ご心配をかけた」と声を詰まらせた。

 28日の退任式。「反省することも多々あったが、皆さんに支えられ、感謝でいっぱい」。集まった職員に深々と頭を下げ、「限られた人員、財政で困難もあるだろうが、職員の英知を結集し、一丸になって取り組んで」とエールを送った。

 今後は47年間酷使してきた体をしばらく休めるつもり。「しっかりメンテナンスしながら、一市民として地域に恩返ししていきたい」

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