山口祥義知事(左)にタマネギを贈呈する佐賀県たまねぎ部会の片渕康弘会長=県庁

 佐賀県たまねぎ部会の片渕康弘会長らが25日、県庁を訪れ、山口祥義知事に本年産タマネギの生産状況を報告した。県の協力もあり、タマネギの生育不良を引き起こすカビの一種「べと病」の被害を軽減し、順調に生産が回復していることへ感謝を述べた。

 タマネギは県を代表する主要野菜。2016年産はべと病のまん延による記録的な不作で出荷量が平年の5~6割にとどまり、兵庫県に抜かれて全国3位となった。

 県やJA、生産者が一体となって早期防除や罹病(りびょう)株の抜き取りなどに取り組み、17年産は平年に近い水準まで回復した。本年産はべと病の発生に適した気象条件となり、3月には発生予察注意報が出されたが、地道な対策で被害を最小限に抑え、JAの調べで前年比108%(6月21日現在)となっている。

 山口知事に丸々と育ったタマネギを贈呈した片渕会長は「(16年産の)思い出したくもないような状況の中、関係者のみなさまに対応、対策をとっていただいて上り調子で、本年産はいい年の8割くらいに回復できた」と感謝。今後も佐賀ブランドにふさわしいタマネギを生産していくため、土作りや排水対策などにも改めて力を入れていく考えを示した。

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