東名遺跡の保存と活用策を協議した委員会=佐賀市のバルーンミュージアム

 縄文時代早期(約8千年前)の国内最古級の湿地性貝塚「東名遺跡」の保存や活用策を話し合う委員会が29日、佐賀市の佐賀バルーンミュージアムで開かれ、管理方法や生かし方をまとめた最終的な計画案を策定した。歴史的に価値のある遺跡の恒久的な保存と継承を目指す。

 遺跡の現状や課題、周辺環境の整備などを巡り、昨年6月から協議を重ねてきた。この日は委員6人と市の関係者が出席し、計画策定の目的とこれまでの経緯を改めて確認、表現を細部にわたってチェックした。

 木製のかごや、貝殻や動物の骨を利用した装飾品などの保存や調査に加え、記録を残す施設の整備が課題になる。委員長の熊本大学文学部の小畑弘己教授は「遺跡そのものは素晴らしい。その魅力を常に発信し続ける仕組みを構築する必要がある」と話した。

 市は計画案に対するパブリックコメント(意見公募)を10~11月をめどに実施する。整備基本計画を策定するための委員会を計5回予定している。

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