解体を前に旧有田町役場(旧東庁舎)で記念撮影する職員ら=平成20年6月30日

 旧有田町役場だった有田町東庁舎が、閉庁した。旧有田町にあった税務課などは翌7月1日から本庁舎(旧西有田町役場)に移り、建物は一部を残して解体されることになった。閉庁式は特別なセレモニーはなく、1958(昭和33)年に建設された半世紀の歴史にひっそり幕を閉じた。

 式では町職員約50人を前に、岩永正太町長(当時)が「今後はこの場所がまちづくりのために生かせるよう、町民みんなで考えてほしい」とあいさつした。合併時の構想では、当面は分庁方式で、新庁舎の建設も視野に入れていたが、財政難を理由に、旧西有田町役場に役所を一元化することになった。

 東庁舎解体後は、跡地に観光交流施設を建設する計画だったが、出店者確保の見通しが立たず、計画は閉庁から2年後に白紙になった。解体せずに残した東別館は、東出張所として利用され、観光協会も入所している。同町によると、跡地利用について具体的な計画はないという。(新元号まであと305日)

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