伊万里市議会は25~27日、深浦弘信市長になって初めての一般質問があった。18人が質問に立ち、小中学校へのエアコン整備やJR筑肥線の減便問題などへの考えをただした。

 【小中学校のエアコン整備】市内小中学校のエアコン設置率は現在1・8%。深浦市長は1期4年間のうちに100%にする方針で、整備スケジュールや費用に関して質問があった。

 緒方俊夫教育部長は「本年度中に(受験を控えた)中学3年の全教室に設置する予定で、その後については検討中。事業費は約6億円になる」と答えた。エアコン設置より学校の耐震化を優先すべきではとの指摘には、「耐震化の方が事業規模は桁違いに大きく、エアコンの費用を回したとしても、耐震化が完了する時期は変わらない」とした。

 【JR筑肥線の減便】唐津-伊万里間は3月のダイヤ改正で上下線最終便が削減された。沿線に住む高校生の通学や部活動に影響が出ており、地元自治体はJR九州に見直しを求めたが、聞き入れられなかった。

 受け止めを問われた深浦市長は「今回のダイヤ改正が経営合理化や地方路線の維持のために必要だということに一定の理解はするが、JR九州は地方の公共交通のリーダーとしての使命を再認識し、沿線地域の実情を把握する努力を惜しまないでほしい。われわれとしてもJRと連携し、路線の維持と便数の確保に全力で取り組みたい」と答えた。

 【伊万里有田共立病院の経営改善】伊万里市と有田町が共同運営する伊万里有田共立病院(有田町)は2012年の開院以降、赤字経営が続き、累積赤字は約7億2千万円に達している。黒字化の見通しが立たず、市の負担金の増加を懸念する意見が出た。深浦市長は「公的病院なので利益だけを優先できない面はあるが、さらに赤字が増えることはなんとかして防ぐ必要がある。病院側と協力して経営改善に努めたい」と述べた。

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