絵付けを終えた尾崎人形を手にする児童たち=神埼市の西郷小

真剣な表情で絵付け体験に臨む児童たち=神埼市の西郷小

 神埼市の西郷小(成富健次校長)で29日、同市神埼町の尾崎地区で古くから伝わる郷土民芸品「尾崎(おさき)人形」の絵付け体験があった。4年生43人が自分たちで型を作った猫や蛇、犬などに思い思いの色を付けて楽しんだ。

 ふるさと学習の一環で、児童たちは今月5日に粘土でさまざまな型を制作した。「尾崎人形」は730年以上の歴史があり、この日は保存会の高栁政廣さん(72)が指導。高栁さんは「この経験を通して、次の世代につないでいってほしい」と期待を込めた。

 児童たちは白の下地を塗った後、赤や黄、青などでカラフルに色を付け、真剣な表情で完成させた。

 完成した「鳩(はと)笛」に息を吹き込んで音を出す児童たちの姿も。乾燥させるために並んだ色とりどりの作品を見つめて笑い声もこぼれていた。

 岩崎琉亜君(10)は「塗るのは大変だったけど楽しかった。家の玄関に飾る」と笑顔。大坪曖瑠君(9)は「型作りは難しかったけど、色つけはうまくできた。お母さんに見せたい」と声を弾ませた。

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