腰をかがめて苗を受ける子どもたち=みやき町の三根東小そばの学習田

「なかま」の稲文字になるよう丁寧に田植えする子どもたち=上峰町の上峰小横体験田

一列に並び合図と共に一斉に田植えする子どもたち=鳥栖市

■苗の成長願う 三根東小

 みやき町の三根東小(築波真史校長)の5年生25人が28日、学校近くの学習田で、もち米「ヒヨクモチ」の田植えに挑戦した。児童らはJAなどの指導を受けながら丁寧に植え付け、苗の成長を願った。

 地域の農業などについて学ぶ総合学習の一環。地域の人と触れ合い、職の大切さを学ぶのが目的で、JA三根東地区青年部のメンバーが指導役を務めた。

 子どもたちは水着姿で田んぼに入ると、苗を植える位置を示すラインに沿って手植え。約500平方メートルの田んぼを植え終えると充実した表情を見せた。初めての田植えだという青木和奏さん(11)は「泥に足を取られたけど意外と簡単だった。早く大きく育ってほしい」と話した。

 田んぼは今後、JA関係者らが管理し、11月上旬に稲刈りの予定。とれたもち米は12月に実施する「感謝の会」で餅つきし、地域の人らに振る舞う。

 

■「稲文字」描く 上峰小

 上峰町の上峰小(牟田禎一校長)の5年生116人が26日、学校横の体験田で「稲文字」の田植えに挑戦した。子どもたちは泥に足を取られて四苦八苦しながら、丁寧に苗を植え付けた。

 稲文字は田んぼに稲で描く文字で、2010年から地元農家などの協力を得て取り組んでいる。今年の文字は5年生の学年目標である「なかま」。それぞれの文字に「なかよく」「かしこく」「前向きに」の意味が込められている。また今年、町制施行30周年を迎えることから「30th」の文字と町のマークも添えた。

 約1千平方メートルの田んぼには、あらかじめ文字の形をひもで枠取りしており、子どもたちは枠の中に収まるように丁寧に手植え。中には泥に足を取られて尻もちをつく姿も見られたが、「なかま」の文字が田んぼに浮かび上がると、充実した表情を見せていた。

 この日、田植えしたのはもち米の「ヒヨクモチ」。稲刈りは11月上旬を予定しており、とれた米は学校の餅つきで使用する。

 

■種から育てる 基里小

 鳥栖市の基里小5年生48人が26日、近くの水田で、もち米の苗の田植えを体験した。初めての子どもたちも多く、ぬかるみに足を取られることを面白がった。ひと作業終えると腰を伸ばして、田んぼを丸く仕切った土俵で相撲を取り、泥んこになった。

 苗は5月下旬に学校でヒヨクモチを種まきし、交代で水やりをして育ててきた。子どもたちは地元の農事組合法人「結農(ゆいのう)の里・はる」のメンバーやJA職員から指導を受けながら、横一列になって植えていった。

 11月上旬ごろには刈り取って年末に同小で親子餅つきをする。農事組合の酒井靖夫理事長(78)は「お米も農家が手をかけて育てていることを知り、一粒一粒大切に食べてほしい」と話していた。

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